Last Updated on 2023-01-01 by Reik-chan
前回の二人目コロナ禍での出産レポ②の続きです。今回は夜中に起きた私の急変後から退院までを書いていきます。
私と同時進行で次女がなかなか起きなくてミルクを飲まない、やっと口に入れたと思っても吐き出してしまいそのまままた眠ってしまうのが続きました。生まれて約12時間後でもずっとその感じだったので、流石にナースが次女の小児科の先生と連絡を取って粉ミルクを2種類変えてみたりしましたが変わらず。。。先生(以後E先生とします)の指示で胃の洗浄をしてみることになり、娘はナースに連れて行かれました。
3:00 E先生が病院に来て直接娘を診たようで、レントゲンを撮って腸にあるべきではない空気が入っているということで、その時点から空気がお腹から抜けるまで絶食となりました。もちろん必要な栄養は点滴で補うことになっていました。自然と空気が抜けると言っても、お腹に細い細いチューブを入れて空気が出てくるのを待つという持久戦でした。その説明があったのが4時頃でした。今できる対処はこれくらいしかなく、この問題のエキスパートのドクターに詳しく診てもらうように頼んだから大丈夫と言っていましたが、いつ来るのかは分からない、と言われました。こういうところが本当にメキシコのお国柄ですが、この時ほど頭に来たことはありません。待てども来ず、11時過ぎに来ました。。。
7:00 朝になって連絡をした旦那が到着。
7:30 S先生が仕事の前に薬を持って私の容態を見に来てくれました。痛み止めのほかナウシア(気持ち悪い)のを抑える薬など、数日分くれました。お金は取らないから大丈夫だ、と本当に優しい先生でした。朝食がまだ来てないのを見てナースに持ってくるように頼んでもくれました。直診をして問題なく、1週間後の検診の予約だけしてS先生とはこれでさよなら。
8:00 朝食が運ばれてくる。心配でしょうがなくて旦那が娘を一目見にいきましたが、そのドクターが来るまでは娘に会えないとNICU(スペイン語でなんと言うのか忘れてしまいました)の入り口で言われ、一旦引き下がって来ましたが、これからどうなるのか次女を連れて一緒に退院できるのかさえも分からない状況が2、3時間ほど。この間に点滴が取れ、シャワーを浴びることができました。
待てども全く進展がなく旦那はそれはそれはもう本当に怒ってこのまま次女に会えないなら日本の大使館に連絡して外交問題にまでさせるぞ、と訳わからないこと言い出してナースを脅し始め、、、(今思い返せばできるわけにと笑えるのですが、本人は興奮状態だったせいか全く覚えてないそう。)
病院側もめちゃくちゃ焦ってナースの中で一番偉い人ナース長というのかな?がすぐに対応に来てそのドクターとE先生に今すぐ連絡して診てもらって会えるようにするからと1時間くらいで全て解決しました。E先生もすんごく焦って来てくれたのか額からの汗がすんごかったです。最初からこのスピード感でやっていほしかったです。何も詳しい状況説明がない状態で数時間も待たなくてはいけないのは本当に嫌な時間でした。
11:00 そんな中、退院する手続きをして欲しいと催促されましたが、旦那は娘にいまだに会えない中で退院の手続きをして金を払えとは何事だ!?とまたしても怒り始め。。。普通分娩の場合は病室に入ってから24時間で退院するのが通常なので(お金を払えばもちろん次の日も居れますが特に赤ちゃんに関して指導も何もないので24時間で退院がほとんどです)病院側も病室を空けたいし、料金をぼったくられないようにもしたいしという感じで結構催促がすごかったです(システムがどうのこうのとは言ってましたが。)別にぼったくろうとは思ってないし、でも料金を払ってしまったら病室を出なくてはいけないくて娘の容態がしっかり分かるまで産後1日目の私が待っていられる場所がなくなってしまうと旦那はナース長とまたもやファイト。これも全てはエキスパートのドクターがみんないつ来るのか分からないから起こったことで、あのドクターの顔は忘れません。笑 初めて病室に説明に来た時にごめんも何もなく颯爽と現れた彼(謝らないのはザ・メキシコ)。そしてナース長の怒っている旦那を落ち着かせようとすごく必死だった顔も忘れません、笑 申し訳なさで。
11;30 やっとドクターが病室に。娘をすでに診て来たそうで、ドクターもE先生と同じ意見で、お腹の空気が抜けるを待つしかない、ということでした。赤ちゃんにたまに起こる症状でそこまで深刻な問題ではないから大丈夫だと言っていました。この時点で娘と一緒に退院はできなくなりました。
12:00 祝い御膳のメニューを確認しに栄養士が来ました。メインはアラチェラ、チラキレス、クリームパスタ、トマトパスタから選べました。一人目の時にはステーキとサーモンが選べてパスタも来たのに今回はありませんでした。あとデザートも付いて来たのですが、デザートも今回はなく。一人目の時に比べると食事やサービスなど全体的にスケールダウンしていると感じました。※次のレポ④で書きたいと思います。
13:30 祝い御膳が運ばれ、このタイミングで次女に会えるようになり、ひとまず料理は置いておいて面会へ。詳しい娘の容態説明があり、腸に溜まっている空気が道をブロックしてミルクを飲んでも戻ってしまうということでした。レントゲンを撮った後からすでにお腹にチューブが入れられていて空気を含んだ液体と羊水のようなものが出ていました。生まれる時に酸素が一時的に足りなかった可能性があり、さらに羊水が腸にまで入ってしまったそう。酸欠だった可能性があるから脳の検査もすることになり、夜の面会時に結果が分かると伝えられました。1日朝と夜の2回1時間ずつ決めた時間に面会ができるという説明を受けました。
14:30 退院手続きへ。入院時にすでに半額払っていたのでその残りを払うだけ、というのが予定でしたが、次女のエキスパートの先生や治療費などもこの時払うことに。日本のように1日入院でいくらでなはく、病室代、産婦人科の先生、小児科の先生、その他関わったドクター、治療費・薬代などとそれぞれに支払いをしなくてはならないので結構大変です。そこに娘の入院費・検査費・薬代もプラス(退院時に支払い)です。
15:00 車椅子に乗せられ私だけ退院。今回は面会ができないので、レガロ(面会に来てくれた人に渡すちょっとしたプレゼント)がなく私と娘の荷物だけだったので楽でした。娘のおくるみとおむつだけ残し後は持ち帰りとなりました。保育器の中ではお腹や胸の動き、肌色など変化をすぐに見つけるためにオムツだけの状態なので服は退院時のみ必要でした。必要なものは面会時にナースが必要なものを伝えてくれるので次回の面会時に持っていき明日。
娘は5日後に退院となりました。呼吸が不安定で面会中も良く呼吸が遅くなったり早くなったりとアラームがよく鳴っていたのですが、治療をしなくても日を追うごとに鳴らないようになっていきました。
2日目の夜には空気もほとんど出なくなり、透明な液体が出てくるようになったので、3日目の朝に初めて粉ミルクを5mlからお腹に直接入れスタート。しかしお腹が張ってしまって相性があまり良くないようで、搾乳して冷凍したものを毎面会時に持っていくことに。母乳を5、10、15、25mlという感じでだんだんと増やしていき、哺乳瓶から飲めるようになって経過に問題ながなかったため退院となりました。今では全く問題なくたくさん離乳食を食べて飲んで長女を泣かしてたくましく成長しています。
まさか自分がこういった経験をするとは全く思っていなかったので、初めはなんだか全てが人ごとのように感じていました。そして、長女のイヤイヤ期が被っていたうえ、変化に敏感な彼女のケアがなかなかに大変で次女のことはとても心配だけど悩みすぎる暇がなく、今となってはあまり思い詰め過ぎずに済んだように感じます。でないと、産後のメンタル+心配でどうにかなっていたように思います。
以上、二人目コロナ禍での出産レポ➂でした。次回のレポ④では病室や食事など細かいことを書いていこうと思います。
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