Last Updated on 2019-03-28 by Reik-chan
役所での手続きの次は教会での手続き&講習についてです。まあたくさんのことがあったのですごく長くなります( ノ´Д`)ノ
私自身は子供の頃から生活環境こそ神道・仏教でしたが洗礼も何も受けたことがないので無宗教としていて、旦那はメキシコでバウティズモ、洗礼を受けているのでいくら信仰してなかろうがカトリック教徒です。2人とも同じ宗教だとことが早いのですが、ここが少し大変でした。
*教会選び
どこの教会で式を挙げるかは好みでいつもミサに訪れている教会があればそちらですることが多いと思いますが、私たちは一切ないので、セントロにあるうちの家に近くてお義母さんがお勧めする教会を全て見に行って決めました。セントロだと徒歩5分以内に教会があるので結構大変でした。教会によっては置いてある像が恋愛の天使にまつわる人だったり、内装・装飾が派手だったり抑え気味で建物のデザインももちろん違うんです。教会にも評判、というものがあるらしくて、例えば神父さんの人柄やお話がどうとかというのがあるそうで、装飾などもカトリック的な素朴な感じだったり、かといえば金ピカなプロテスタントっぽいようなカトリック教の教会だけど派手なところもあります。
私たちは共通して派手なところは好きではなく、旦那はカトリックは装飾が地味な感じそこカトリックだからというこだわりがあったようで、私は派手でなくでも明るめな教会がいいと思ってました。最終的には旦那が気に入ったTemplo del Carmenという所に決めました。教会の横にオフィスがあるので希望の日に結婚式ができるかすぐに聞きに行って、午後なら大丈夫と17時〜に決まりました。教会関係はお義母さんが家族の中で一番詳しいので全てお任せしました。後日日にちを確実に押さえるためにお義母さんが手続きとお金を払いました。どのくらい払ったのかは分かりません。。。
*手続き・費用
手続きは、まず教会の事務所に行って式をあげたい日の予約を取り付けます。大体ミサとミサの間の午前午後に式が出来るように分かれていて私たちは午後にしました。
そしてお金を払って正式に予約を取ることができます。その手続きと金額は教会にもよります。
手続き上必要だったのは旦那の洗礼を受けたという書類(Fe de bautizo original )です。旦那はメキシコシティ出身・洗礼を受けた人なので、お義母さんがその書類しかも原本をもらいに行ってました。(追記:カトリック教徒だという証明を協会側にするためのものだったそうです。)どの時点で必要だったのかは分かりませんが、ケレタロで結婚式をする時に所属する教会を移さなくてはいけないのかもしれません。または、もうケレタロで生活してるし今後のことを考えて所属を移してしまおうということだったのかもしれません。
・Fe de bautizo original (o fecha en que se celebro el bautizo).
・Nombre completo de la persona con quien contraerá Matrimonio.
・Nombre y dirección de la parroquia a la que llevarán sus documentos.
・Fecha en que se celebrará el Matrimonio.
↑これがカトリック教徒だと証明するための書類だそうです。どれかいずれかでいいそう。
費用は式の挙げ方によって変わります。日本では考えられないけれど、他のカップルと一緒に合同で挙げる事もあるそうでやはり合同の方が安くすみます。結婚式だけでなく、子供のバウティソやプリメロコムニオンの式も合同ですると安くなるんだそうです。。。
その後に知ったのですが、この教会は式中の壁や椅子などにお花の装飾が一切できないことになっていて、結構厳しい決まりがありました。初めはちょっとショックでしたが、まあお金が節約できてラッキーだったと今では思います。教会が大きいから馬鹿にならないと思います。なのでこだわりがある方はそこのあたりはあらかじめしっかりと確認した方がいいですよ!
ここまではTemplo del Carmenのオフィスで起こったことです。次からはParroquia de Santiagoと言う協会のオフィスで繰り広げられた出来事です。笑
*書類関係
私がカトリックではないということでいろいろ大変だろうとは思っていましたがやっぱり大変でした。笑
私はカトリックではないので、旦那が属している?籍を置いている教会の事務所(だいたいは家の近く)へまず行きました。そこで〜教会で式を挙げたいけれどそのためにはまずは何をしなくてはいけないのか聞いて言われた通りに「事」を勧めます。一番の問題はやはり私が無宗教だということでした。
すでに書いたように、私は婚姻届の提出書類などメキシコでの書類記入時は一貫して無宗教としています。そして、メキシコの教会でカトリック教徒と結婚をしたからといって私がカトリック教徒になるわけではありません。最初に事務所に話を聞きに行った時には改宗しなきゃいけないと言われましたが、やはり人によって言うことが違うので最終的には無宗教だという証明をすればいいと言われました。
事務所で言われたのが、日本のカトリック教会で私が無宗教だという証明書を発行してもらえと言われて、実家に一番近い教会へ問い合わせをしたところ日本のカトリックの教会ではそういう書類は一切発行していないということでした。その人の対応がまあ雑でいやになりましたが、こっちも必要なものは必要なので食い下がっても「たまにそういう人いるけど日本じゃできないの」の一点張りでした。
そこで第2の案として、メキシコの事務所で私が無宗教だという証明書を作ってくれるといってくれたのですが、証人が2人最低でも1人いないといけないそうで、丁度メキシコに遊びにきてくれていた姉に証人になってもらいました。本当にいいタイミングでした。事務所で質問されるのですが、姉の基礎情報とパスポートのコピーを取られ、私との関係性や付き合いはどれくらいかを聞かれて最後に私は無宗教であるという証人です的な事にサインをしてもらいました。
多分友達でもいいのかもしれませんが、付き合いが短いと証人として認めてもらえるのかは分かりません。でも長い付き合いの友達だと偽ってもバレないとは思います。特に詳しく聞かれたわけでもなかったので。
旦那と私の基本情報も書類に記入(しかもタイプライターで!)して、私はその時にはまだFMカードがなかったのでパスポートで記入関係はできました。この時人生で初めてタイプライターを実際に使っている場面に遭遇しました。笑 パソコンの時代でもまだ使われているのですね。
書類関係はこれで終わりました。
晴れて無宗教の証明ができた所で、次は婚姻前講習というものがありました。。。
*婚姻前講習
これカトリックの教会で結婚式を挙げる人たちは受けなくてはいけないものなんです。。。それがまたいろいろ大変で。。。もう2度と受けたくないものです。
書類関係ができて次に指示されたのは婚姻前講習を受けることでした。どの教会でも講習会をしているわけではないそうで、私たちはたまたまParroquia de Santiagoの教会でもしているからと引き続きこちらでお世話になることになりました。笑
土曜の朝9時に事務所に集合して出欠席を取り、教科書的なものと鉛筆、DVD一式をもらって授業が始まります。授業内容が決まっていて教科書は男用と女用に分かれています。
この時の持ち物は聖書でした。家に聖書なんてないから2人で前夜に急いでiPadで無料の聖書のアプリをダウンロードしました。一応日本語と英語の物を私はダウンロードしておきました。スペイン語はこの時は全く分からなかったので論外でした。
この授業がもう退屈すぎてコーヒーがぶ飲みしないと起きてられないくらいし12月だったから寒くて。しかもコーヒーはタダじゃなくて1杯2、3ペソ。ケチ! 内容が小学校の道徳や中学校の保健の授業でやったようなことや普通知ってるよねというようなことで私には当たり前すぎて、、、きっとメキシコでは学校では習わないのですね。記憶がほとんどないのですが、たしか文章を読んでこれはいい事悪い事どちらですか的な質問がありました。あとパートナーの気持ちを知ろう的な事や、体の仕組みの違い、暴力はいけない事ですなどなど。なんかもう低レベルすぎてなんと言っていいか分かりません。たまに答えを言わなくていけないのですが、私が明らかメキシコ人ではないので一切指されませんでしたd(´∀`)そんな感じの授業が7コマ分あって、土曜に4、日曜に3コマと分かれていました。教科書を使ったのは最初の方のコマだけで半分も開かないままでした。
ただここからが問題で、元々14時には終わると聞いていてそのあとに予定があったので途中で帰ったのですが、先生役の人に訳を話して帰っても大丈夫か聞いたら「大丈夫」と言われて帰ったのですが、次の日にまた朝から行ったら「昨日最後の授業を受けなかったから今日はもう受けれないし受けたいなら受けなかった1コマ分を来週また受けないといけないよ」、と言われて呆然。まあ帰りましたよね。笑 幸いにも帰っても大丈夫と言った人の名前を覚えていて、今日は受けられないよと言った人の名前も分かっていたので後日抗議しに事務所に行きました。そうしたら、事務所の人も時間を伝え間違えた負い目か誰が間違えたことを言っているか分かったからなのかどうにかすると言ってくれて本当にどうにかしてくれました。なので結局最後まで講習を受けなくて済みました。この時の教訓ですが、相手の名前を聞く・覚えておくことで責任の所在をはっきりしておくとメキシコ人には効きます。
後日聞いた話では、教会によっては平日の夜に1時間ずつ1週間講習をする所があったり、講習自体3時間で終わったという人もいて本当に教会によります。私たちの教会は一番辛い講習でした。。。
そのどうにかしてくれた後は諸々の手続き費用が書かれた紙をまた別の教会Templo de Santa Clara(セントロの市役所Delegación Centro Históricoのすぐ近く)へ持って行って支払いをしてその領収書を事務所に持って行って手続き完了でした。
*式当日
式当日は何事もなく教会で式を挙げることができましたよ!ただ、メキシコの憲法記念日のしかも100周年記念ということでメキシコの大統領がわざわざケレタロセントロに来てくれちゃって大変でした。前日からセキュリティーのために道が閉鎖されていて、車でセントロに行くのが大変で、どの道が閉鎖されているのかされていないのかが分からないから招待客の方たちへ連絡するのにお義母さんは忙しくて旦那はパーティー会場のチェックをするのに忙しくて。(業者が打ち合わせと全然違うことしてくれたんです。笑)車で→教会→パーティー会場へ移動予定だったのですが急遽歩いて向かいました。ハイヒールで道がボコボコのセントロは歩けないのでクロックスで友達にドレスの端を持ってもらっての移動でした。笑 でも途中で知らない人たちがみんなお祝いの言葉を言ってくれてこれはこれで割と楽しかったですよ。笑
そして、結婚式当日・その瞬間になるまで入場の仕方は一切わからないまま、神父さんまでもが時間より遅れて登場。私が神父ですという挨拶も何もなく、教会の入り口前に来ていきなり新郎が最初、その両親家族、そして私と父がという感じで正直どうしていいかわからないまま入場と式を行った感じです。日本だと招待客と神父さんその他はみんなチャペルの中で席について待ってますが、こちらではまず新郎からみたいです。花嫁とその父の後に続いてみんなぞろぞろ教会に入っていく感じで、神父さんが言葉を言い始めてもまだみんな席につけてないからざわざわしているのがメキシコらしかったです。笑
結婚式の途中で誓いの言葉的なものを聖書の中から言うのですが、私はその時になって初めて見た文章しかもスペイン語だったのでもうすごく詰まってうまく言うことができませんでした。しかもマイク越しで教会中にその醜態が知られてしまいました。笑 みんな私がスペイン語できないのを知ってるからカタコトなスペイン語が可愛かったとか言ってくれましたが。笑 メキシコ人と結婚された方で、あらかじめ文章を教えてもらって事前に練習できたという方もいたので、その教会の親切さにもよると思います。当日まで式を挙げる教会とは本当に一切の何の打ち合わせもなく正直ちゃんと式が出来るのか心配でした。
式中は長〜い聖書の朗読?と神父さんのお話もあり、誓いの言葉を言ってキスをして書類にサインしたのかは覚えてませんが、立ったり座ったりはしましたが歩いて前へ行ってサインをした記憶はないです。途中で私たちが向き合って立って大きな輪っかをかけられて何やらした覚えはあります。その他はずっと座ってて(神父さんとの距離も遠かった)朝ごはんを食べてから忙しくて何も食べてなかったのでずっと旦那とお腹空いたとかこの次の段取りとかを小声でしゃべってました。笑
最後に結婚しましたという書類をもらえます。正直その紙がどこにあるのか分かりません、、、が今の所一度もその書類を必要とする場面にあっていないので大丈夫だと思います!笑 (役所関係の手続きにはシビルでもらった書類を使います。)
あとびっくりしたのが、頼んだカメラマンとは違う人がいて私たち二人は式中ずっと誰だこいつと思いながら過ごしてました。笑 しかもそのおじさんがカメラ目線をすごい要求してきて結構うざくて、てっきり私たちが頼んだカメラマンがさらにもう一人頼んだのかと思ってました。そうしたら全くの違う人で誰も頼んでないしただの知らないカメラマンでした。
私たち二人は気づかなかったのですが、教会からパーティー会場に移ったあと、その会場にこっそり入ってきて、教会で撮った写真を招待客に売ろうと声をかけてたらしくてお義母さんが追い払ってくれました。結局誰も買わなかったらしくてプリントされた写真は無駄になっただろうし、でも自分の顔が写った写真が勝手にプリントされてその後の行方がわからないのでさらに後味が悪いですよね。まあメキシコらしいといえば許されてしまうのでしょうが、された側は気持ち悪いですよね。
こういうこともあるのでメキシコで結婚式をされる方は少し気をつけるといいと思います!私たちのパーティー会場はホテルだったので余計知らない人が入って来やすい状態でした。一応レセプションの人がいたはずなんですが、、、
パーティーの事についてはまた後々書いていきますね。まあいろいろとあったので。笑
・Templo Del Carmen(オレンジ色の教会)
住所:76000, Calle José Ma. Morelos 2, Centro, Santiago de Querétaro, Qro.
昔は白色だったみたいでこっちの方が清潔感があって私はいいと思うのですが、、、笑
・Parroquia de Santiago(黄色・クリームっぽい色の教会)
住所:Prospero, Cristobal Vega s/n, Centro, 76000 Santiago de Querétaro, Qro.
p;
Instagram → sabotenn.com_mx
Twitter → @sabotenn_mx
Facebook → www.facebook.com/pages/Sabotenncom/
Line@ → @shh7584n